この茶芯を見よ! バイクレースでもヘビーに愛用する、和製ステッチダウンのワークブーツ。

“茶芯”ってなんだ? ブーツ好きなら知っている、押さえておきたい“茶芯”の定義。
ブラックに染めた革の下から、茶色い素地が“浮き出る”通称「茶芯」と呼ばれるこの現象が、なぜここまでブーツ好きを熱狂させるのか。今回は、「ローリングダブトリオ」デザイナー・徳永勝也さんのお気に入りの一足を紹介してもらった
ROLLING DUB TRIO|ROOTS
一言でいうならば「一見ブラックのレザーだが、使い込んでいくうちに地の茶色が表面に出てくること」ということになるのだろうが、実はこの「茶芯」という言葉、皮革専門用語ではなく、ヴィンテージレザーやブーツを扱う古着ショップやオークションなどで使い始められた、業界独自の用語なのだ。

2018年にローリングダブトリオから発売された8.5インチのレースアップブーツ。愛用歴は5年ほど。普段履きはもちろん、バイクのフラットトラックレースでも愛用するなど、とにかくヘビーに愛用してきたブーツ。
デザイナーの徳永さんいわく「デザインすることを否定したようなワークブーツ」と語るようにワークブーツ然とした堅牢な作りと趣のあるエイジングがブーツの魅力を倍増させる。
「イタリアンホースバットを独自のレシピで仕上げ、ブラウンの革をブラックで染め直した茶芯レザーを使用しています。とにかく頑丈な作りで、アメリカの名だたるワークブーツメーカーの伝統でもあるステッチダウン製法を取り入れた和製ステッチダウンのブーツとして数少ないモデルです」

「ローリングダブトリオ」デザイナー・徳永勝也さん|2007年に自身のブランド、ROLLING DUB TRIOを設立。デザイン性の高さ、上質な素材の使用はもちろんのこと、堅牢さも併せ持つ日本製にこだわったコレクションを展開
(出典/「Lightning 2025年3月号 Vol.371」)
Text/T.Itakura 板倉環 Photo/N.Hidaka 日高奈々子


